デマンド画面は、デマンド発生の頻度や最大値をグラフ表示で簡単に・かつ詳細に分析してデマンド更新の要因を見極めるための画面です。
最大デマンド更新や大きなデマンドがいつ発生したかを分析するための画面で、何曜日に発生したか、何時に発生が多いか、デマンド値はどのくらいが多いのか、最大値はいくつか、など多角的に正確に把握することによりデマンド更新の要因を見極めて適切なデマンド対策をとることができるようになります。
デマンド画面に表示するグラフ類の設定を行います。以下の項目が設定できます。
グラフに表示する期間(分析対象とする範囲)を月単位で設定します
分析対象期間中の最大デマンド値に対して、グラフに表示するデマンド値を「最大値の何%超過しているものを表示するか」指定する
例 最大デマンド100kWのとき、80%=デマンド値80kWを超えているものをグラフ表示する
エクスポートを行うときの最大デマンドの出力件数
※画面表示には影響しません
ヒストグラムは、デマンド(最大需要電力)のうち発生頻度が多いデマンド値がどれかを見るためのグラフ(度数分布図)です。
縦軸に発生回数(度数)、横軸にデマンド値(最大需要電力)をとった統計グラフで、デマンド発生状況を視覚的に認識することができます。
発生頻度(曜日ごと)グラフでは、大きなデマンドが発生した曜日の傾向を判別するグラフです。
分析対象期間内のなかで超過デマンドが発生した回数を曜日ごとに集計して表示しています。
発生頻度に傾向があり、たとえば特定の曜日に発生頻度が多いなら他の曜日とは異なる要因があると推定ができます。
例:
いつも水曜が最多となるが、水曜にしか稼働しない設備があるのでそれが要因かもしれない
発生頻度(時間ごと)グラフでは、大きなデマンドが発生したタイミングを時間帯ごとにプロットして表示します。
分析対象期間内のなかで、どの時間帯にデマンド更新が多いのか傾向が判別できます。
(時間帯 10時は、9時30分 ~ 10時00分)
例:
月曜は朝から一斉に設備を立ち上げるので、朝9時に大きなデマンド値を記録しているのはそれが原因ではないか
最大デマンドは、分析対象期間内のなかのデマンド値を降順に表示した一覧表です。
発生デマンドの発生日時とデマンド値が上位から一覧で表示されます。
表示件数は100件です。